心に穴が開いてしまったので、埋めようと思いセメントや古着や生野菜など様々なものを詰めてみたが一向に埋まる気配が無い。
仕方がないので薬でごまかしているが、この方法も時間の問題だろう。
いっそのことこの穴に糸でも通して誰かの首からぶら下げてもらった方が有意義な生き方ができるに違いない。
心に穴が開いてしまったので、埋めようと思いセメントや古着や生野菜など様々なものを詰めてみたが一向に埋まる気配が無い。
仕方がないので薬でごまかしているが、この方法も時間の問題だろう。
いっそのことこの穴に糸でも通して誰かの首からぶら下げてもらった方が有意義な生き方ができるに違いない。
何かに取り憑かれている。
正体はわからないが、とにかく憑かれていることだけはたしかだ。
明らかに思考回路その他あらゆる点で徐々に支配されている。
最近では自分と分離して考えることも難しくなってきた。
取り憑いているものがそもそも自分である可能性もあるわけだが。
今わたしに触ると爆発します。
確実に。
チョコレートドーナツの周りに付いている、細かな黄色い砂糖の粒が口内でひとつ溶けるたびに現実に引き戻されていく。
この中間でずっと留まっていられたらいいのに。
私の世界はそれを許してくれはしない。
またひとつ、砂糖が溶ける。
風呂上がりに鏡を見たら見たことも無い生き物が映っていた。
自分はこんなに醜かったろうか。
こんなにねじまがった、変な形をしていただろうか。
そもそも鏡が目の前にあるものをそのまま映すものだという概念から考え直さなければならないのだろうか。
自分の本当の姿を知らないまま、私は死んでいく。