2006年11月アーカイブ

ココロを針で縫いながら
あなたから受けた傷を治そうと思ったのですが
針で刺せば刺すほど
なぜだか傷が開いていくのです
さきほどまでより痛いのです
血が止まらなくなるのです
なぜですか
わたしはどこかおかしくなってしまったのでしょうか

家族

どうかワタシを許してください
生きているだけでいいのだと言ってください
お願いだから言ってください

不可視

ずっとそこにあるのに見えていないものがあって
けれども自分では見えているつもりだったりするものだからたちが悪い

見えていないのか、それとも敢えて見ていないのか、それとも気付いていないだけなのか

おそらくは、見ないふりをしているのだ
見てしまって、そこに映ったものを直視するのが怖いのだ

もうこんなに月日が経ってしまった
いつまで目をそらしたままでいるつもりなのだろうか

世界

気がついたら白い部屋にいた。一面白かった。
ドアがひとつだけあった。
あけたら次は赤い部屋に出た。一面赤かった。
次は青い部屋に出た。一面青かった。
次は黒い部屋に出た。ドアがなかった。
振り返ったら入ってきたはずのドアが消えていた。

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